WORKS

Side Counter@SOTOCHIKU&89

パクチー銀行・SOTOCHIKUショールーム・カフェ・スタジオ・イベントスペース・学校・・・

2021.09-12 千葉県安房郡鋸南町保田65
空間プロデュース・デザイン内容:SOTOCHIKU空間デザイン・リノベーション

この空間の共同経営者・佐谷恭さんのブログから以下抜粋

https://note.com/paxi/n/n1cb852412a7d?fbclid=IwAR04WZ_JWajJd_a3PW9B5jyg_8e3zGZJsNurfud_4nm2_P505K6DeJvMXx0

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僕が7年間通っている親友の居酒屋のタイムリミットが迫っていた。

その店の名前は「マルショウ アリク」松陰神社の商店街にあった牡蠣の専門店だ。オープンしたばかりの頃、独自にマルシェを開き野菜を売っていた店主よっしーに話しかけたのがきっかけで親しくなった。

シャルソンの話を数秒で理解し、随分協力してもらった。周年パーティではコラボイベントもしたし、パクチーハウス松陰神社もアリクで2度開催した。建物取り壊しの話が以前からあり、一度か二度延期されたものの、10月で周辺の全店舗が立ち退きとなった。

8月頃からできるだけ寄るようにしていて、ふと、アリクの何かをSOTOCHIKU素材として鋸南に運ぼうと思った。店主もお客さんもこだわりが強く、思い出がたくさんある。そんな店の一部を鋸南に置いておきたいと思ったのだ。9月中旬に、田中さんをアリクに連れて行った。

アリクはSOTOCHIKU素材の塊みたいな店だった。どこを切り取ってもいいなと思っていたが、よっしーの提案でカウンターをいただくことになった。アリクを開く前、よっしーは築地の牡蠣の卸問屋で働いていた。築地を離れるとき、不要になったパレットを持ち帰り、それでカウンターを作ったそうだ。何度も店に行ったのに、気づかなかった。

すでにSOTOCHIKUとして、アリクはパレットのカウンターを作っていた。それをさらに鋸南に移設することになった。パレットの木材にカラフルな塗装が施してあるので、アリクに通った人なら、それが鋸南に移設されたことに自然に気づくかもしれない、一部ではあるが、アリクの歴史をパクチー銀行に取り込めて嬉しかった。

その他、田中さんと行ったいろいろな場所で、廃棄されるかもしれない素材に出会った。発想はいつも、それを何に使おうかというところから始まる。手を加えれば、大抵のモノはかっこよくなる。グリッドフレームの信条だ。

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牡蛎がおいしい松陰神社の居酒屋アリクが2021年10月で閉じることに・・・
6年の歴史を刻んだカウンターを支えるパレット材をSOTOCXHIKU素材として寄付していただいた
パクチー銀行のサイドカウンターに生まれ変わり、新たに歴史を刻んでいく
金庫室から見たカウンター photo by Masahiro Ikezumi

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