住宅
2020.4-2020.7 長野県諏訪市
空間プロデュース・デザイン内容:住宅デザイン・リノベーション
工事を終えた8月から半年が過ぎて、またここへ帰ってきた。夏に生まれたその空間は、地球が太陽の周りをを半周する間を生きてきた。そう、生きているのを感じる。
夏の強かった日差しは、緩い角度のやわらかな日差しに代わって、石壁の隙間を抜けて部屋の遠くまで届く。照らされた小世界を時間毎に見つけるのが愉しい。
思わずその場所に触れて、微かな温かさを感じたくなる。
オーナーのKさんにお話を伺った。・・・
ーーーKさん、空間ができて、何か生活の中で変わったことってありますか?
「この空間を好きになると同時に、・・・周りの建物がすごく気になるようになりました。そういう人って多分いないと思うんですけど、壁を触ったりだとかするようになりました。これってどんな感じなんだろうとか。
昔だったら多分そういう素敵な建物があれば遠目から見て、これいいねとかって言ってたんですけど。もうちょっと、これはどういう感触してるんだろうとか、そういうことにすごく興味が湧いて、そういうことをするようになりましたね。」
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お会いしたら、じっくりと構想をお聞かせください。
私たちの目がキラリンと光ったら、グリッドフレームに火がついた証拠です。