WORKS

SOTOCHIKU2@MARLMARL

フォトスタジオ

2022.1-4 東京都 港区芝公園1-2-9 HANAI BUILDING 1F
空間プロデュース・デザイン内容:スタジオ空間デザイン/内装/外装/制作

土壁には暗闇がある・・・


ぼくが小さかった頃、熊本の祖父母の家は土壁でできていた

奥の小部屋の土壁は少し崩れて、元々暗かったその部屋の中にさらに漆黒の闇をつくっていた

ぼくは少しの恐怖とともに、その壁にどこか引き寄せられるものを感じていた

今思うと、その壁の割れ目は異世界へ通じているように感じていたのだろう

その壁の向こう側を、ぼくは心の中に描いた

でも、そこで描いたものをつくりたくて空間をつくっているわけではない

正直を言えば、もうほとんど思い出すこともできないのだ


でも、今も壁の向こう側を心に描きたいと思う

心に浮かぶままに任せて・・・


だから、暗闇を空間に持ち込みたい

子供たちの空間であれば、なおさらだ

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土壁は3次元だ
鋸南町保田にある50年以上の時を経た土壁
鋸南町保田にある50年以上の時を経た土壁
土壁を切り取る
切り取った後はベニヤで補修
切り取られた土壁
壊れやすい土壁を工場で補強
壊れやすい土壁を工場で補強
新しくつくられた漆喰壁にはめ込む
新しくつくられた漆喰壁にはめ込む
境界部分に漆喰を被せる
周囲に鋸山の土をこすりつける
コントラストを弱める
さらに漆喰を重ねていく
境界のカタチを知覚しないよう鉄板を被せる
鉄板を漆喰で覆う
漆喰+土壁の完成

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