フォトスタジオ+カフェ
2022.05-07 神奈川県鎌倉市笛田4-1-36 #102
空間プロデュース・デザイン内容:スタジオ+カフェ空間デザイン/内装/外装/制作
100年の時間を記憶する格子戸というSOTOCHIKU素材に対するレスポンスとして、
どのような造作を施すか、をつくり手の三崎に任せると3つのオブジェがその回答としてつくられた
条件は、フォトスタジオとしてカメラのレンズと関連付けたものであること
まずは一つ目は、格子のかっちりとしたカタチのレスポンスとして、オーソドックスな円形のカメラレンズ型オブジェをインダストリアルに仕上げ、オブジェ取付分の格子をオブジェの色に近づけて、互いの関係性を強めている
二つ目は、鉄が溶解して、格子の木材に溶け込んだようなオブジェで、木材も鉄も時間の作用によって幾何学から離れて自由なカタチに変化していく未来を描いたものだ
そして三つ目は、まるで蜘蛛の巣が格子戸にまとわりつくように、細い針金やワイヤーがレンズや滑車を伴って格子戸にまとわりつくさまは、離れて見ればほとんど気づかないくらい目立たないことが意図されている
だがそれはよく見ると、恒星の始まりと終わりのような爆発力を想起させる姿をしていて、このようなモノの在り方の意味を見る者に静かに問いかける
まずはお気軽にお問合せください。
お会いしたら、じっくりと構想をお聞かせください。
私たちの目がキラリンと光ったら、グリッドフレームに火がついた証拠です。