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2016.02.02 CONCEPT

充電された空間

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人間は、周囲の環境から目に見えないエネルギーを受け取ったり、吸い取られたりしながら、生きている。

意識的に感じ取れる場合もないわけではないが、ほとんどの人にとっては無意識的にエネルギーのやりとりが行われているだろう。

初めてのお店に入るときなど、その空間が持つ固有の雰囲気によって、新鮮な気持ちになれることがある。

そんなとき、人は無意識的に、空間に何かを発見をしているのだと思う。そうすることによって、きっと空間から目に見えないエネルギーを受け取っているのだ。

一方で、人間はどんなものにも慣れていく。

人生はそう長くもないが、短いともいえない。だから、ほとんどの人生において、日々の生活の中で繰り返し通う空間というものがある。

その空間に慣れることは、悪いことばかりではない。慣れ親しむ、という言葉がネガティブではないように。

だが、だんだんと無意識の発見がなくなってゆき、空間から受け取るエネルギーの量が少なくなっていく。

それがゼロになったとき、人は「飽きた」というのだろう。

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そういえば、ぼくは以前、空間について、こう書いたことがあった。

「あるものを存在させると、周囲の空間は時間の経過とともにそれを受け入れようとする。

人が慣れるのではない。空間が受け入れるのだ。」

→ original blogへ

エネルギーは空間の側にある。

あるものを存在させたとき、その存在から放つエネルギーによって、周囲の空間の磁場が変化する。

空間全体のエネルギーが徐々に高まっていくこともある。

理想は、「充電された空間」だ。

毎日そのような状態で人を迎えることができる空間があったなら、人はいつも、高いパフォーマンスを発揮できるだろう。

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ぼくらがつくった空間を久しぶりに訪ねたとき、オーナーから「今でも毎日、店に来た瞬間に新しい気持ちになる」と言われたことがある。

それは、ぼくらにとって最高の誉め言葉だ。

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ぼくたちは、完成された正解をつくるデザイン会社ではありません。
あなたのなかに眠る混沌(カオス)や、まだ言葉にならない構想の断片を、そのままお聞かせください。
それらが空間として実現されることで、だれもがあの赤ん坊の瞳で何かを見つけようとする世界を一緒につくることができると信じています。
ぼくたちの目がキラリンと光ったら、グリッドフレームに火がついた証拠です。

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