建材でお皿??
ずいぶん涼しくなりましたね。
ご無沙汰しております。
さて、今回は壁や床などに貼るタイルをお皿にリメイクしました。
店舗内装をしていると建材のカッコよさにしびれることは多々あります。
そのままでかっこいいから何かに使えないかな?と頭をかすめることもあります。
そして、クライアント様も何かを感じてくださったようで、
「このタイルでオリジナルのお皿にしてくれませんか?」
というお題を頂きました。
待ってましたとばかりに、今回はわたくし高井がこのお題に挑戦させて頂きました。
タイルをお皿にする上で問題点が3つありました。
1,平らで縁が無く、持ち手に困ること。(これは同時に下げる場合の所作も美しくできません)
2,単調でフォトジェニックでは無いこと
3,オープンに間に合わせること(お話しを進めることが決まったのがオープンの約3週間前でした)
です。
同時に、私は3つのことを決めました
①せっかく建材を使うのだから、そのままの美しさを魅せるプロダクトにすること
②何らかの方法で浮かせること(問題の1,2解決のため)
③クライアント様がガラスの食器を好んで使われるので、ガラスとのコラボレーションをすること
そこで出来上がったのがこのスケッチです。
そして、アイデアを持って ガラス企画舎さんにご相談に伺いました。
私は初めてお伺いしたのですが、代表の井上さんが親身に相談に乗って下さって、とても楽しい時間になりました。
ガラスで何か作ってみたい方は、是非ご相談してみることをお勧めします。
ガラス企画舎さんはキルンワークという電気炉を用いたガラス加工を得意とされている会社さんです。
下の写真のような粉だったり、粒の材料を型に入れ、溶かして固めることでものを作っていく手法です。
今回は、タイルとのコラボレーションということで、ガラスの繊細さを全面に出さず、透明感のある石のような質感を目指しました。
また、雲母と呼ばれる鈍く光る石の粉を混ぜることでより石っぽい質感を表現することにしました。
そしてもうひとつ、工房にお邪魔させていただいて惚れ込んでしまった蛍光管素材を溶かして固めることで表面に不思議な質感が現れる素材を使ったものも一緒に作らせていただきました。
そして、出来上がったものがこちらです!!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
クライアント様もとても喜んでくださり、会心の出来栄えとなりました。
お店は千葉駅近くの”炭焼きイタリアン Catta al tesoro"です。お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。
→ Catta al tesoro
haru